過信のmagic


例えば、アイドルやアーティストなど、
応援したい・活動を追いたい・会いたいと思える存在ができた時

いつ出逢ったのか
いつ《その時》があったか
それはその存在を愛する人の中でもそれぞれですが、

その人にとっての《その時》は、
好きになってからの時間が経過するほど特別なものに感じるようになり、
あの時の方が好きだ、変わらずにいてほしいと思う気持ちが湧くことは決して珍しく無いと思います。



でも、龍宮城の一人ひとりを見ていると、姿を変えていくこと、進化していくことの素晴らしさを感じてなりません。 








改めまして、龍宮城1st EP『2 MUCH』
発売おめでとうございます💐

初めてのCD、初めてのEP。
デビューした日から経過した日はまだ浅く、
初めてだらけの経験の中で生み出された作品。


"初めて"と言われたなら、どこか「未熟さ」や「発展途上さ」「初々しさ」そのような印象がつきものですが、彼らが届けたものはその真逆と言えるものでした。


少なめの音数の中、鋭くて響きの綺麗なSくんから始まる、「全然丁度よくなくていい」


そうだ、この人たちは「ヤバさ」を追い求めている人だった。
龍宮城が龍宮城たるスタンスを、1番最初のフレーズでぶつけられ、どきっとさせられました。


紺と赤を基調とした、とても美しく異国的なこの衣装が彼らの戦闘服。
どこか喧嘩腰のような荒々しい口調が連なるこの歌に、繊細な真心と高潔さ、そして美しさが損なわれないところに龍宮城としてのアーティスト像の軸を感じます。


ちゃんと美しくて、ちゃんと華やかなのに
どこかに物凄く強い「負」の感情が渦巻いている感覚。

でもそれは目を塞ぎたくなるような「負」では無く、あくまで「次」を見据えたもので、
矛先を自身に向け、その矛先から受けたエネルギーそのものを自身の成長へと繋げて行く。


戻れない 進めいつまでも
鏡に映るだけじゃ足りない!


「鏡に映っていられない」ではなくて、「映る"だけ"じゃ足りない」に、龍宮城の成長への渇望をひしひしと感じると同時に、この言葉を当てはめたアヴちゃんからの愛をとてつもなく感じます。


あらゆるアーティストがライバルで、その中で己の 己だけの表現の形を追求せねばならないこの地獄。
そこで、「僕最強」と己を鼓舞し突き進もうと覚悟を示したこの歌を歌う7人を心の底から誇りに思います。


僕最強、
デビューしたての7人にとって、この言葉が自分を奮い立たせる言葉になり、御守りとなることを願います。
最強になりきれない日は、その次の日に踏み出すためのエールになってほしいし、
最強じゃんと思えた日は、まだまだ強くなれるんじゃ無い?と向上心をさらに掻き立てる魔法になってほしい。


そして、そのある種の「過信」がいつか解けてしまわないように、あなたたちは素晴らしい人だと 最強と名乗って良いのだと それを伝えられる存在でありたいと思います。


『2 MUCH』龍宮城の想いと覚悟 そして、変化の詰まったこの楽曲に出逢えたことに感謝を込めて。